私的巡礼の記録〜妻在百三十三番霊場の旅〜

第二十三番・琵琶懸〔BIWAKAKE〕

琵琶懸の 調の聲に 堪えずして 月に音信 かへるかりがね
(びはかけの しらべのこへに たへずして つきにおとづれ かへるかりがね)

琵琶懸・2008年4月4日撮影聖観世音菩薩
・塚原のお堂を出て、慈光保育園の通りを更に信濃川方向に進むと道が狭くなる。それでも直進する。しかし、更に先で左にカーブして坂を下りると信濃川となるのでそこは下りてはいけない(この頃には、塚原のお堂へ曲がったところから通りに戻ったのであれば信号を二つ通り過ぎているはずだ)。下り坂の手前に小林酒店と言う小さな酒屋さんがあるので、その角を左折すると神社の鳥居がある。その神社の向かって右側のお堂が琵琶懸の観音様である。ここは城之古(たてのこし)町内の琵琶懸城(びわかけじょう)と言う城の跡地である。頸城から関東への渡船場として古くから築城されていたそうである。ところが、長禄二年(1458年)、時の城主、羽川刑部左ェ門義遠が戦に敗れ、愛用の琵琶を心ゆくまで弾き、城内の待つに立てかけて自刃したという言い伝えがあり、琵琶懸の名もこれに由来する。以前は庵主様が住んで居られたが、現在の管理は町内の老人クラブが行っている。
【曹洞宗青年僧侶の会発行・妻有の百三十三番−ふる里の霊場めぐり−より一部抜粋】
【詳細な地図】
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