私的巡礼の記録〜妻在百三十三番霊場の旅〜

第五十二番・芦ヶ崎(龍昌寺)〔ASHIGASAKI(RYUUSYOUJI)〕

懶は 秋風渡る あしがさき 宿假の世の ゆめをさまして
(ものうきは あきかぜわたる あしがさき やどかりのよの ゆめをさまして)

龍昌寺・2008年6月27日撮影聖観世音菩薩
・国道117号線から龍ヶ窪へ向かう。最初の集落が芦ヶ崎である。集落を右手に見ながら県道が周回するように山を登っていくが、集落が途切れた辺りに右手に入る道があり、龍昌寺はその先にある。第五十二番の観音様は開山堂に祀られている。実はこれまでどの仏様が霊場仏であるか不明だったのだが、数年前にたまたま傷んでいた仏像を補修に出した際、この観世音菩薩像の中にそうである記述が発見され、写真の仏像がまさに霊場仏であると確定したのである。20数年前の書物の芦ヶ崎のページには仏像の写真が掲載されていないことからも、これは歴史的なことである。複数の仏さまが並んでいるのでどれが札所の仏様か方丈様にお聞きしよう。開山当時の龍昌寺は、芦ヶ崎の東に位置していたが、五世長音和尚の代に水難の恐れがあるとして、更に東の十二明神宮跡に移った。その後、弘化二年(1845年)に本堂庫裡を現在地外山の中腹に改築して今に至る。
【曹洞宗青年僧侶の会発行・妻有の百三十三番−ふる里の霊場めぐり−より一部抜粋】
【詳細な地図】
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