私的巡礼の記録〜妻在百三十三番霊場の旅〜

第五十三番・西(西の堂)〔NISHI(NISHINODOU)〕

極楽を ねがふ心に 運ぶなら 花の都は 西にこそあれ
(ごくらくを ねがふこころに はこぶなら はなのみやこは にしにこそあれ)

龍昌寺・2008年6月27日撮影聖観世音菩薩
・第五十二番札所・芦ヶ崎龍昌寺に合祀されている。第五十三番の観音様は本堂の板の間突き当たりにそれぞれ祀られている。複数の仏さまが並んでいるので方丈様にお聞きしよう。西の堂は大正時代まで芦ヶ崎中心の善光寺街道沿いにあった。ここは長年龍昌寺の隠寮として使われていた。当時、夏には西の堂で例祭が開かれ、老若男女が集まって、絵馬や餅がまかれたそうである。絵馬を拾った人は、1年間無病息災で過ごせるといわれていた。そのご、西の堂の建物が大割野に移されたが、聖観世音菩薩は芦ヶ崎の民家で管理されていた。昭和40年頃、龍昌寺にこの聖観世音菩薩が移管され、現在も大切に祀られている。この観音様は御詠歌で詠まれているように、極楽を願う人を導いて下さるような、やさしくおだやかな表情の御仏様である。
【曹洞宗青年僧侶の会発行・妻有の百三十三番−ふる里の霊場めぐり−より一部抜粋】
【詳細な地図】
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