私的巡礼の記録〜妻在百三十三番霊場の旅〜

第六十一番・岩戸〔IWATO〕

千磐破 神の岩戸を 押開 高天原に 月日かがやく
(ちはやぶる かみのいわとを おしひらき たかまがはらに つきひかがやく)

岩戸・2008年8月12日撮影岩戸の龍観音様
・この札所巡りの旅一番の難所である。県道577号線の百の木バス停を右手に入り、最初の橋の手前の左側が広くなっている。そこに自動車を停めたら少し歩くこととなるのであるが、普段はまったく参道がない。この札所は他の札所と違って洞窟の中に祀られているのである。しかも時季によっては草が見事に生い茂りその洞窟さえ見ることができない。更に雪融け水などで増水すれば川の中を行くことさえ無理なのである。したがって、ここへ奉拝するのであればほんの限られた時期を選んで行くしかないというわけである。毎年8月16日の例祭のために、8月11日には集落総出で草刈りをするので、その後数日間なら大丈夫であろう。この観音様の由来は定かではないが、以前は川を挟んで東西に観音像があったという。大正3年の出水により一方が行方不明になり、その後、残った観音様を現在の所に安置したということである。今でも行方不明になった観音様を安置していた跡は縄梯子を登れば見つけることができる。(※縄梯子はかなり老朽化しているのでとても危険である)
【曹洞宗青年僧侶の会発行・妻有の百三十三番−ふる里の霊場めぐり−より一部抜粋】
【詳細な地図】
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