私的巡礼の記録〜妻在百三十三番霊場の旅〜

第八十六番・高嶋〔TAKASHIMA〕

風吹けば おきつ白波 高嶋や 知でぞ渡る 天のつり船
(かぜふけば おきつしらなみ たかしまや しらでぞわたる あまのつりふね)

高嶋(長楽寺)・2008年8月25日撮影聖観世音菩薩は御厨子の中
・県道49号線から1本信濃川寄りの道路を十日町から小千谷市方面に進むと、程なく道路の右側に“長楽寺”と書かれた小さな看板が見つかる。そこの脇道を入るとすぐに寺がある。本来この長楽寺は八十七番札所であるが、八十六番札所の観音様も合祀されている。高嶋の集落はその昔、信濃川の河原にあり、肥沃な地を有して栄えていたが、度々洪水の被害を受け、明治38年迄に住居は総て段丘上に移転した。元々第八十六番札所の御堂も段丘の登り口辺りにあったと伝えられるが、現在の集落の南はずれに移された。建物も拡張して小学校舎と併用されたこともあるが、後年火災に遭い、焼け出された仏像は、同村の長楽寺に安置された。阿弥陀如来、観世音菩薩、その他数体の仏像が残っている。また観音様の御厨子には「文化十四年施主高島村善女人」と書かれている。
【曹洞宗青年僧侶の会発行・妻有の百三十三番−ふる里の霊場めぐり−より一部抜粋】
【詳細な地図】
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