私的巡礼の記録〜妻在百三十三番霊場の旅〜

第九十一番・千手〔SENJU〕

只頼め 千手のちかひ きく時は 萬の願がひ 叶はぬはなし
(ただたのめ せんじゅのちかひ きくときは よろずのねがひ かなはぬはなし)

千手(不動寺)・2008年9月1日撮影十一面観世音菩薩
・十日町市役所の川西支所から県道49号線を少し十日町市内方向へ歩くと伊之助金物店がある。その隣が不動寺であり、ここに安置されている十一面観世音菩薩が霊場仏である。不動寺と市役所支所の間には郵便局もあるのだが、千手温泉千年の湯もある。不動寺へ奉拝したあとにここでのんびりするのも一興ではないだろうか。この御像は初め当地の田辺氏が守護していたものだそうである。宝永五年(1708年)田辺家中祖鉄道冷泉居士が、当地十王堂の近くに補駝山正宝庵という御堂を建立し、多くの信仰を集めた。しかし、次第に衰微し、御像は田辺家が信奉していた雲洞庵に奉安された。その後、天保十三年(1842年)田辺長助、堂宇再建の志を立て、雲洞庵より再勧請した。しかし果たし得ず、文久三年(1863年)御像は縁者であった不動寺に移され、今日迄お祀りされてきたのである。
【曹洞宗青年僧侶の会発行・妻有の百三十三番−ふる里の霊場めぐり−より一部抜粋】
【詳細な地図】
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