私的巡礼の記録〜妻在百三十三番霊場の旅〜

第九十三番・室嶋(相国寺)〔MUROSHIMA(SOUKOKUJI)〕

法性の 室嶋なれど 新浮海河 有為の波風 立ぬ間はなし
(ほつしゃうの むろしまなれど しぶみがわ ういのなみかぜ たたぬまはなし)

室嶋(相国寺)・2008年9月12日撮影聖観世音菩薩
・十日町市内から国道252号線を柏崎市方面へ進んで、道の駅仙田の手前で国道403号線を松代方面へ左折する。しばらく走ると左手に仙田小学校があり、すぐに道は大きくS字カーブを描く。その先の集落が室島である。道路の右側に相国寺の立派な石標がある。ちょうど寺前バス停の真横だから見落とすこともないと思うが、橋まで行ってしまったら行き過ぎなので戻ろう。石標の所を脇道に入るとすぐに相国寺だ。20年以上前の本によると霊場佛は彩色の素晴らしい慈母観音様と書かれているのだが、方丈様のお話ではその隣の黒い聖観音様が霊場佛だと言う。本が出版されたときの担当者があまりに綺麗だったので勘違いをしたのではないかとのことである。確かに彩色の美しい慈母観音様は二体あり、奥にあるものが元々厨子の中に入っていたもので、手前のものがその御前立ちなのだそうだ。どちらも一見の価値あり。寺の創立時は明らかでないが、寛永三年(1626年)上野の長安寺六世量室存應和尚により中興された。その時、室嶋・高倉の両高橋氏と藤沢の重野氏により伽藍が建立されたと伝えられる。元禄と安永の二度の火災に遭い、現在の伽藍は天明八年(1788年)に再建されたものである。
【曹洞宗青年僧侶の会発行・妻有の百三十三番−ふる里の霊場めぐり−より一部抜粋】
【詳細な地図】
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