私的巡礼の記録〜妻在百三十三番霊場の旅〜

結番・神宮寺〔JINGUUJI〕

補陀洛や 誓ひも深き 法の庭 石に小金の 花の咲くまで
(ふだらくや ちかひもふかき のりのには いしにこがねの はなのさくまで)

神宮寺観音堂・2008年12月11日撮影十一面千手観世音菩薩は御厨子の中
・十日町市の本町通と平行しているバイパス。その外れに「大井田の郷公園」がある。この東屋の横の道を入っていくと森の中に屈指の名刹、神宮寺がある。その茅葺きの観音堂と山門は県指定文化財であり、一見の価値は大いにある。また、参道両側の苔も見事だ。この観音堂の廻りには十二支の彫刻が飾られ、方角を示している。本尊様は珍しい十一面千手観音様で、毎年1月17日にご開帳され、付近の住人から多くの参詣を受けている。また、7月15日午後7時〜7月17日午前10時までは長期ご開帳である。この本尊様も県指定文化財である。神宮寺は大同二年(807年)創立と伝えられる古刹である。しかし、この観音様は戦後まで、妻在百三十三番札所に入っていなかった。元禄の昔、札所の一番の指定をめぐってついに合意が得られず、別格として札所に加わらなかったのだと伝えられている。近年、この県内屈指の観世音菩薩を札所に加え、結願の霊場として巡拝するようになった。ちなみにここの方丈様は通院等で留守がちであり、お会いできる事は運が良いことらしい。
【曹洞宗青年僧侶の会発行・妻有の百三十三番−ふる里の霊場めぐり−より一部抜粋】
【詳細な地図】
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